会社方針

陽野(ひの)ふるさと電力株式会社

◯基本的な考え方
電力の地産地消のために地域密着型の小水力発電事業者として、FIT(固定価格買取制度)による事業収入を活用した、地域の活性化に資する事業。FIT終了後は、電力の自家消費とガーデンファーム等の収益により持続的な経営を目標としています。

◯目指す姿
荒川日野地区での定住人口(移住者)、交流人口(観光客)や総務省推奨の関係人口(地域や地域の人々と多様に関わる人々)の増加。

ごあいさつ

 

当社は、地域の生活環境の美化保全と住民の親睦、交流を図るため20年前に住民総意のもとに発足した「陽(ひ)野(の)ふるさと会」を母体として誕生いたしました。

「陽野ふるさと会」は、荒廃した遊休農地や有害獣の生息地と化した里山の解消や再生、スポーツ広場の造成などに、設立以来から取り組み、春の道草展、夏の納涼祭などを開催し、地域の親睦、交流事業も続けております。
しかしながら、近来とみに会員の高齢化と、実働要員の減少が進む中、事業の必要性は確実に増大する中で、このまま推移が続くと、安定して継続できる活動は困難であるとの危機感を持ち、後継者の育成のためには、さらに魅力ある地域作りをしなければならないとの結論に至り、種々模索する中で「鎮守の森コミュニティ推進協議会」、「全国小水力利用推進協議会」の皆さんに出会い、ご協力を得て、地域の特性を活かし、環境にやさしい小水力発電事業に取り組み、これを後世に引き継ぐ財産の一つとする決意を持つに至った次第でございます。

わずかな水量で私たちの活動に資するに足る十分な資金を得ることが出来、利用した貴重な水も、すぐにもとの渓流に戻す、まさに再生可能なエネルギーである、この地域ならではの恵まれた資源を活かし、この地域が後世に誇れるふるさととして存続できるよう、この事業を進めて行きたいと考えております。

これから、まだまだ克服すべき課題は山積している訳でございますが、関係する各団体の皆様のご指導、ご鞭撻を仰ぎながら、社員一丸となって事業に取り組んで参ります。

 

    令和元年5月吉日
陽野ふるさと電力株式会社  代表取締役社長  長谷川辰巳

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会社沿革

2018年(平成30年)
[3月、5月] 小水協松尾理事の紹介で、陽野ふるさと会有志が、東京都奥多摩町檜原村(株)翠高庭苑運営の小水力発電所(寺沢川と同規模の発電能力50kw)を見学。百聞は一見に如かずを実感。
[7月] 陽野ふるさと会有志との小水力発電勉強会開催
[11月] 荒川公民館での住民説明会開催

2019年(平成31年 令和元年)
[1月] 陽野ふるさと会有志14名と鎮守協3名、計17名の出資者による陽野ふるさと電力(株)設立。
[1月]〜寺沢川水量測定調査開始
[2月] 陽野ふるさと電力(株)設立発会式
[3月] 取水地、小滝橋上流へ変更

2020年(令和2年)
[4月] 経産省からFIT(固定価格買取制度)による事業計画認定を受ける
[5月] 増資(出資者8名160万円)により資本金500万円となる
[5月] 寺沢川発電所起工式

2021年(令和3年)
[1月]  総務省「令和2年度ふるさとづくり大賞(団体表彰)」受賞
[5月] 秩父寺沢川発電所竣工
[5月] 売電開始
[6月] 秩父新電力株式会社と特定卸供給契約締結により地産地消スキーム開始

陽野(ひの)ふるさと電力株式会社-企業PR動画

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